不育症 抗リン脂質症候群 流産の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
結婚して妊娠しましたが3回も流産を繰り返しました。いろいろ検査を受けて抗リン脂質症候群といわれ、今までアスピリンを飲んでいましたがそれでもうまくいきませんでした。
また化学合成の薬は飲みたくない事もあり、今は飲んでいないそうです。更に不正出血が多くストレスも多いため、漢方で体質を変えていきたいと来店されました。
最近は『妊娠することさえ出来ない』ということで、とても悩んでおられるようです。また体が疲れやすく、冷えやすいそうです。
40歳女性
中国医学的には『気血両虚』『腎虚血瘀』の状態と考えられ体力や「血」を補っていく漢方、「血」の巡り良くしていく漢方などをお渡ししました。
漢方薬を始め1か月ほどして体の疲れもなくなり、結果的に不正出血も改善してきたという報告を受けました。また2か月すると体調が良くなり、余裕も出てきているそうです。更に3か月目になるとだいぶ元気になられ「陽性反応が出ました」という報告を受けました。
今まで心拍を確認する事はありましたが、染色体異常で流産をすることがあったため、妊娠中も漢方を追加でお渡ししました。
そして10か月後に「無事に元気な男の子を出産することができました」とお手紙をいただきました。2705gの元気な男の子A君です。新しい家族が増えることは良いことですね。おめでとうございます。
一般に抗リン脂質抗体が原因のものもありますがそれだけではなく、中国医学では不育症にもいろいろ原因があるといわれます。例えば体力や「血」の不足などにより結果的に妊娠の維持ができにくく、流産される方もいらっしゃいます。
この場合はお母さんの体が元気で余裕のある体質になる事が大切です。3か月から半年、1年など体質改善にかかる時間には個人差がありますが、いろいろ試してうまくいかない方は是非、ご相談くださいね。あきらめなければ何とかなることもあると思いますよ。
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